株式会社ダブル

本 自作

本 自作

本 自作

2020/12/02

本の自作はそんなに難しくない

 

表現したいモノがあれば、誰でも本を作ることができます。自分の楽しみのために作る、人に伝えることを目的に書くのも良いでしょう。文章を書くことが好きな人であれば、いずれは自分で本を一冊書こうという目標を持っている方も多いかも知れません。一方で、文章を書くことが苦手な人もいます。それでも本は作れます。画集や写真集も本です。書き溜めたスケッチや詩、エッセイをまとめても本です。自分が表現するモノを集めると、意外に簡単に本はできるのです。

確かに、文字だけの表現で1冊の本を作るとなると、文字数は6万~10万文字程度必要になります。これだけの文字を必要とする本を書くことは相当に困難だ、と思われるかもしれません。本を書くための手順やコツ、法則を学んで机に向かって原稿を書き上げます。本格的な執筆活動です。この活動に夢中になる人も多くいらっしゃいます。そういった人にとっては6万~10万文字程度の文字数は、書くのが「大変」なのではなく、「表現にこれだけの文字を使える」なのです。

しかしながら、本を作るとはイコール「執筆活動」ではありません。自分の考えや創作活動を紙にして表現した形が「本」なのです。80頁から120頁の頁数があれば自作の本が出来ます。本の余白も表現の一部です。写真・イラスト・俳句・短歌・詩・エッセイ・短い文章でも80集まれば自作の本はできます。大らかに考えると本を作ることは難しくはないのです。

 

何を伝えたいかが大切

「自分の楽しみとして本を作る」「本を作って自分の人生の棚卸しをする」「知人・友人に伝えたい想いを本にする」「自分の経験や知識を後進に伝えたい」本を作る動機は様々です。共通していることは「伝える」ということです。たとえ「自分の楽しみとして本を作る」という目的でも「自分に伝える」という作用も含まれています。

まずは「何を伝えたいか」を決めます。ここを押さえて本づくりを進めて行かないと、途中で表現がぼやけてきて、何の本だか分からなく、伝わらない本に向かってしまいます。表現の上手い下手があっても伝えたいことがブレなければ読み手は汲み取ってくれるものです。次の工程は「本でどのように伝えるか」です。

構成は独創的でいい

大手出版社の商業出版になりますと、企画書と目次構成をまず考えます。いわば本作りの設計図です。そして、特に原稿執筆で重要なのは目次構成案です。出版社の編集者がと調整を行う可能性がありますが、目次構成案から手をつけます。他にも具体的には、本のタイトル、章タイトル、節タイトル、見出しくらいまでが決めますJIBUN出版の株式会社ダブルでは、50年以上の印刷業界に関わって来ていますが、出版に当たって業界のこの手法はあまり変わりません。

このような進め方は自分で本を作る時にも取り入れると、考えもまとまりやすくなるのでお勧めです。商業出版のような出来栄えを目指してこの手法で作って行くのもいいですが、個人で作品として本を作る時には独自の構成にしても魅力的な本になります。一冊の本の中に、全く違う内容の本が途中で入っている構成であったり、横書きと縦書きが混在していたり、1冊の本を右から開いた時と左から開いた時に別の本で、それぞれに目次があっても面白いです。表現したい内容によって構成まで独創的にしてしまえることが、自作の楽しみです。

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