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明朝体とゴシック体の使い分け

明朝体とゴシック体の使い分け

明朝体とゴシック体の使い分け

2019/03/01

 

印刷物やウェブサイトにはさまざまな書体が使われていますが、一番多いのは「明朝体」と「ゴシック体」でしょう。
新聞・雑誌・書籍は主に明朝体、ウェブサイトは主にゴシック体が使われますね。

 

明朝体は、毛筆で書いたような「とめ」「はね」「はらい」をきちんと再現した書体です。ヨコ線の右端や、曲線の右上カーブのところに、ふくらみがあります。
タテ線は太め・ヨコ線は細め、また、ひらがな・カタカナの曲線は柔らかく、漢字の直線はシャープで、メリハリのある書体です。

 

メリハリがあるため、明朝体は紙に印刷するととても読みやすい書体です。長い文章を読んでも疲れにくく、漢字・カタカナ・ひらがなの組み合わせがリズムを生むため、文章の意味も理解しやすいと言われています。
ただ、パソコンのモニターやスマートフォンの画面などでは、細めの横線などが見えにくくなるため、ウェブサイトではゴシック体が使われます。

 

ゴシック体は、タテ・ヨコの太さが同じで、「とめ」「はね」「はらい」はありません。全体的に太く感じるため、見た人に強く訴えかける力もあります。
新聞や雑誌などの印刷物でも、見出しや写真キャプションにはゴシックがよく使われます。漫画では、せりふを明朝、地の文をゴシックで書き分けたりします。
文章全体をゴシック体で書く場合は、見た目が重くならないよう、細めのゴシック体を使ったり、適宜、改行を多めに入れたりして、余白を多くすると読みやすくなります。

 

ご自分で本を作る時は、内容に合わせてどちらの書体を選ぶか、悩むのもまた楽しそうです。
また、新聞や雑誌など、身近な印刷物を読むとき、明朝体とゴシック体がどのように使い分けられているか、気をつけながら読んでみると、意外な発見があって、参考になるかもしれませんね。

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