「校正」ってどういう意味?
2022/05/15
「校正」という言葉は出版業界では日常的に使われているのですが、出版に詳しくない方にとっては耳慣れない言葉かもしれません。
今回は「校正」の意味や作業内容について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
「校正」の意味
校正とは、簡単に言うと「印刷上のミスを直すこと」を表します。
最もわかりやすいのが文章校正です。
小説を書籍化する場合、最初に全体がざっと印刷され「ゲラ」の状態で仕上がってきます。
ゲラを見ていくと文字や表現の誤りが発見されることがあるのですが、これを直す作業を「校正」と言います。
他にもイラストや写真の色が思い通りに出ているか、ページの流れにミスがないかなどのチェックも、大切な校正作業の一部です。
校正せずに印刷できないの?
自費出版を希望する方の中には、「元の原稿をしっかりチェックしているから校正は必要ない」という方もおられます。
しかし、ご自身の原稿を目で見てチェックするのとゲラでチェックするのとでは見た目の印象が変わり、見えなかったミスが見えてくることが多々あります。
書籍として仕上げた後にミスに気付いても、もう修正はできません。
株式会社ダブルでも校正作業には力を入れており、初めて校正を行う方へのレクチャーも行っています。
わからないことは何でもご質問ください。
まとめ
校正作業が一段落すると、いよいよ製本作業に向けて佳境に入ります。
完璧な仕上がりの本を作るためにも、ぜひ念入に校正作業を行ってくださいね。