コラム

東京に出版会社が多いわけ

2020/09/16

自費出版とは言うけれど

創作物の腕試し

 

自分で書いた文章、それはその人だけにしか書けないものです。その人の経験とそこから得た思いは、たとえ他の人が全く同じ経験をしていても、受け止め方は同じではありません。文章はそういった個々に異なる人、ひとり一人のものだから独創的です。
「自分で書いた文章が世間の人たちにどれくらい受け止められるのか試してみたい」そう考えて出版を考える人も少なくありません。腕試しです。
毎日するピアノの練習も絵画を一生懸命描くことも、筆を取って書道の練習に励むことも、自分を高めるための努力ですが、どれも表現をするものなので、人に聴いていもらいたい、見てもらいたいと思うことも、努力を重ねる人たちにとっては当然かも知れません。ただ、ピアノの発表会もいきなり大きな音楽ホールを借りて独奏会を開いたり、絵画の個展の発表を文化会館の広いギャラリーで開催するのは性急な話です。まずは友人や同好の志の間で自分の表現をみせて、腕を磨きながら一歩一歩階段を昇ってゆくのが良いのではないかと思います。自費出版は規模と金額が大きくなりがちですが、少部数の自費出版でもクオリティの高い本は作れます。きっと満足いただけます。

 

東京

花の都に一極集中

 

出版業界は出版社、印刷会社、製本会社それに物流のほとんどが東京に集中しています。書籍だけであればこうも一極集中でなくてもように思えますが、大手出版社を考えますと、ジャンルは多岐にわたっています。雑誌や漫画コミックは稼ぎ頭です。雑誌は広告収入が主なのでスポンサーが東京に多く存在します。コミックは漫画家さんの拠点が東京になっています。書籍は東京でなくても書けますが、小説家も文化の中心にいて交流をはかります。出版は印刷・製版・製本と工程ごとに縦割りに送られます。やはり東京に集中した方が効率が良いのです。デジタル技術が進み、通信設備も発達した現在はテレワークも可能な執筆活動なので、東京一極集中で無くても出版は出来るようになりました。近い将来は海辺の町に住んで出版の仕事をすることも可能になるでしょう。作家の先生だけを考えればもう電子書籍も普及してますので、プロモーション以外の仕事は場所を選ばなくなりました。それでも東京でなくては得られないこと、創作活動に必要なものが東京にはあります。新鮮な情報、エネルギッシュな人の集い、トップクラスの食文化、完成度の高い芸術作品、音楽、演劇これらは日本ではやはり東京が1番でしょう。商業出版でも自費出版でも盛んな場所で行うことで、より洗練された作品かできるのではないでしょうか。

 

画像引用

pixaby  pikist  wikimedia commons

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