表紙タイトルの文字デザイン
2022/03/07
書き溜めた原稿をいよいよ本にするというとき、表紙のデザインを考えることは、楽しくもあり、悩むところでもあります。
特に本の題名をどんな文字で書くか、本全体の雰囲気を考えながら決めていくのはワクワクします。
ダブルのJIBUN出版では、手書きの文字も既存の書体も使えます。
題名のレイアウトはとても大事
本の題名を表紙のどこに、どのように記すかは、とても大事な要素です。わずか数文字のレイアウトで印象が大きく変わるので、いろいろなパターンを考えるのは楽しいものです。
(1)縦書きにするか、横書きにするか
(2)表紙のどこに印刷するか。右上、左上、中央上部、中央など、いろいろなパターンが考えられます
(3)文字の大きさはどうするか。絵や写真を使う場合は、文字と画像のバランスも考えます
(4)文字の色はどうするか。表紙の色に合わせたり、白抜きにしたりすることも可能です
(5)手書き文字にするか、既存書体を使うか。表紙と背表紙を統一するかどうかも考えます。表紙は手書きで、背表紙は既存書体にすることも可能です
主流の書体はやはり「明朝」「ゴシック」
表紙のタイトルは、意味を伝える文字でありながら、表紙の一部をなすデザインでもあるという、二重の役割を持ちます。
よく使われる書体は、「明朝体」と「ゴシック体」です。「視認性(いろいろな背景に合わせやすい)」「可読性(一目で読める)」「判読性(意味が伝わりやすい)」の、いずれの点においても優れているからです。
本の内容によっては、歌舞伎や落語などで使われる小粋な書体や、可愛らしいポップな書体も考えられます。そのようなデザイン性の高い書体を使う場合は、表紙全体のバランスをよく考える必要があります。
ダブルにはレイアウトのプロがおりますので、打ち合わせ時に最適なご提案をさせていただきます。打ち合わせはメールやお電話、ご来社いずれでも可能です。
手書き文字を使用する場合
著者ご自身などの手書き文字を使用することももちろん可能です。
この場合、書いた文字をスキャンいたしますので、オプションでのご注文となります。詳細は打ち合わせの際にお問い合わせください。
ダブルでは、手書き文字やユニークな書体を使った制作事例も多数ございます。
【旅に出よう】
著者の人柄を表すような温かい手書き文字に、可愛いイラストを組み合わせました
https://double.tokyo/works/detail/222550/
【喜寿を迎えて 人生のすべてにありがとう】
著者の知人が、柄のある色紙に題字を書き、それをダブルが綺麗に切り取り、日本画と合成して美しい表紙に仕上げました
https://double.tokyo/works/detail/72704/
【詩集 風と桜とたんぽぽと】
タイトルもイラストも著者ご自身で書かれました。ダブルの組版技術が活かされた美しい一冊です
https://double.tokyo/works/detail/72701/
【ジグザグある記】
タイトルに合わせて文字もジグザグに並べました。とても印象的な表紙です
https://double.tokyo/works/detail/226249/
【人生は芝居の如し】
帯を効果的に使った手書きのタイトル。背表紙も手書き文字にしました
https://double.tokyo/works/detail/108717/
【爺の歩いた 奥の細道 一人旅】
ご自身を「爺」と呼ぶタイトルのコミカルな雰囲気を、小粋な書体で表現しました
https://double.tokyo/works/detail/108719/