自分史で記憶力トレーニング
2024/07/01
人生100年時代が到来したと言われています。しかし、寿命そのものよりも、気になるのは健康寿命ですね。
体だけでなく、頭もすっきり健康でいたいもの。「思い出す」という作業は、とても脳に良いそうです。自分史を毎日コツコツ書くという行為は、脳トレにもなりそうですね。
高齢化社会で注目の記憶力トレーニング
高齢化社会の健康寿命
内閣府の「男女共同参画白書 令和2年版」によると、我が国の2018(平成30)年の平均寿命は、女性が87.32年、男性が81.25年で、男女とも過去最高を更新しました。
平均寿命とは、「0歳の赤ちゃんがあと何年生きるか」で、この場合、2018年生まれの女の赤ちゃんは平均で87.32歳まで、男の赤ちゃんは平均で81.25歳まで生きるということです。
そして、健康寿命は、2016(平成28)年に女性は74.79年、男性は72.14年で、2013(平成25)年と比べて女性は0.58年、男性は0.95年延びたそうです。
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」(厚生労働省)のことで、こちらも過去最高となりました。
「思い出す」ことのチカラ
どうせ長生きするのなら、元気で長生きしたいもの。健康寿命を保つには、バランスの良い食事と適度な運動を心がけ、ある程度の刺激がある毎日を過ごし、好奇心を持ち続けるなどなど、テレビや雑誌でいろいろなコツが紹介されていますね。
最近、高齢者施設やデイサービス、自治体の高齢者向け講座などで注目されているのが、昔のことを思い出すトレーニングです。
「記憶力トレーニング」「回想法」「想起トレーニング」など、いろいろな名称で呼ばれています。昔のことを思い出してみんなの前で発表したり、文章にしたり、「今日は何日?」「昨日は何曜日?」「昨日は何を食べた?」「昨日は誰に会った?」「その人が着ていた服の色は?」と次々とかけられる質問に答えたり。また、新しいできごとも覚えられるよう、参加者に日記をつけるよう呼びかけているところもあるようです。
「思い出す」という行為は、脳のあちこちの部位を刺激するため、脳を鍛える効果があるそうです。
写真に説明をつけるだけでもOK
「自分史を書く」「本を書く」というと大変そうですが、お子さまやお孫さまたちにのこすための自分史なら、文豪のような文章でなくてかまいません。
たとえば、年代順に主な出来事を箇条書きで書き出し、写真をつけるだけでもお身内の皆さんには伝わります。
思い出のアルバムをただ見るだけではなく、状況説明を書き出していくことで、簡単な自分史が完成します。
毎日何枚かずつ、こつこつと、写真につける説明を書いていきませんか。
そして、たくさんたまったら、ぜひダブルで本にしてみてください。
ダブルでは、手書き原稿にも対応しております。
手書き原稿をそのままスキャンするのでも、活字にするのでも、リクエストにおこたえいたします。
■製作事例
【王子電車】
https://double.tokyo/works/detail/72703/
お父様の遺品から見つかった手書き日記原稿とスケッチを本に
【オーリャに会いたい】
https://double.tokyo/works/detail/72700/
亡きお父様が戦後のシベリア抑留生活をつづったスケッチと文章を本に
【(画集)幸福とはなんでしょう?】
https://double.tokyo/works/detail/72699/
100歳になる著者様が毎日描きためたスケッチと文章を丁寧にスキャンしました