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自分史は誰のため?

コラム用(画像巻き込みあり)

自分史は誰のため?

2026/02/01

将来、子どもや孫たちに読んでもらいたいから自分史を書く!
という動機は、よく聞かれますね。
子孫へのメッセージとしてご自身の生きざまを本にするのは、すばらしいことです。
「でも、私には、子どもも孫もいないから。自分史を書く意味があるのか?」
というかたもいらっしゃるかもしれません。
でも、そういうかたにこそ、自分史は重要な意味を持つかもしれないのです。

自分の人生は自分のもの

視点を「自分」に

お子さまやお孫さまを「仮想読者」として自分史を書くと、筆が乗りやすいのは確かです。
子孫にこのことを伝えたい、こういう生き方を知ってほしい、という気持ちを込めてご自身の人生を振り返ると、自分史にとりあげるエピソードも決めやすいですね。

逆に、お子さまもお孫さまもいないかたが自分史を書くときは、視点はあくまでも「自分」になるでしょう。
そのため、「純粋な自分史」が書けるとも言えるのです。

自分の人生を完成させる

人間は、他者と関わって生きる「社会性の生き物」です。いつだって、自分の気持ちを表出し、他者の気持ちを受け止めています。
お子さまやお孫さまがいるかどうかにかかわらず、自分の気持ちを言葉にしたいという気持ちは変わりません。
特に文章を書くのが好きな人は、その文章を読む人がたとえいなくても、それでも書くでしょう。

読者を想定せず、「大切な思い出」「忘れたくないこと」「謝りたいこと」などを自分の基準で選び、文章にすることは、
・自分の人生を自分のものにする
・自分の人生を自分で完成させる
ことにつながるでしょう。

あなたの人生が、いつか誰かに

自分を自分で評価する

自分史を書こうと思う時は、なんらかの人生の節目を迎えた時でしょう。
上で書いたように、人間は社会性の生き物です。ややもすると、他者からの評価で自分の人生を位置づけてしまうこともあります。
そんな時、自分の視点で自分の人生を振り返るのは、大事なことです。

ある選択について、他者からどう思われても、自分にとってそれが最善の選択だったのであれば、それをそのまま、率直な文章にしてみてください。
逆もまたしかり。他者からは「あれは仕方なかったよ」と許されたできごとでも、自分の中で消化できていないのなら、それも文章にしてみることです。

そうして、自分の人生における、さまざまな選択やできごとを、他者からの評価ではなく自分を主体にして振り返ることで、あなたの人生は完成に近づきます。

あなたを知りたい人は必ずいる

前回のコラムにも通じますが、あなたのことを知らなくても、あなたの生きざまに何か感じる人は必ずいます。

本という物質的な「かたち」にすることで、いつか、どこかで、誰かが手に取る可能性はとても大きくなります。
あなたの知らないところで、知らない誰かが手に取って、興味深くページをめくる未来があるかもしれません。

家族や身内とは限りません。
あなたに似た境遇の人の心に、人生の先輩として、またロールモデルとして、あなたの自分史が深く刺さる日が来るかもしれません。

■JIBUN出版で製作したところ、地元新聞に取り上げられ、図書館などからの問い合わせが相次いだ自伝エッセー『襟裳の風』

■ダブルJIBUN出版の製作事例「自分史・家族史」
 


 

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