フォントを賢く選んで読者にイメージ通りの印象を
日常生活において本を読んだり、広告を目にしたり、パソコンやスマートフォンでウェブサイトを閲覧したりする際に、フォント、つまり「書体」を気にすることはないかもしれません。しかし、文章だけでメッセージを伝える場合には、書体が少し異なるだけで読むときの印象がガラッと変わります。
こちらでは、それぞれのフォントの特長についてご紹介しており、「失敗しない」自費出版の参考にしていただきたいと願っています。
明朝体について
横線に対して縦線のほうが太く、横線の右端や曲がり角の右肩に「ウロコ」と呼ばれる三角形の山がある書体です。「払い」や「はね」が顕著に表現されており、代表的なものとしては、MS明朝、リュウミン、ヒラギノ明朝体などがあります。
通常は書籍の本文に使用されますが、MS明朝、游明朝Lightなどの種類によっては線が細く、印字した際に薄く感じることがありますので、注意が必要です。
ゴシック体について
横線と縦線がほぼ同じ大きさで、ウロコがない書体です。強弱や動きの少ないフォントとして、落ち着きや親近感といった印象を受けやすいとされています。
MSゴシック、丸ゴシック、平成ゴシック体といった種類が代表的で、見出しや強調したい箇所で使用されるのが一般的です。
その他のフォント
フォントサイズについて
ワードをはじめとするワープロソフトでは、10.5~12ポイント程度の大きさがデフォルトになっているようですが、書籍の本文で12ポイントを使用しますと、文字が大きすぎて読みにくくなります。
JIBUN出版ではそのような点を考慮し、約9ポイントの「小サイズ」、約10ポイントの「中サイズ」、約11ポイントの「大サイズ」からお選びいただいております。
もちろん、それ以外のサイズにも対応しておりますので、詳しくはお問い合わせください。