ページ数ってどう数えるの?
2019/06/01
上製本をひらくと、
1. 表紙
2. 見返し
3. 扉
4. 口絵、献呈や謝辞、序文など(ないこともあります)
5. 目次
6. 本文
7. 奥付
8. 見返し
9. 裏表紙
というふうに並んでいます。
(こちらもご覧ください)
例えば、カラーで少し厚めの紙に印刷された扉と口絵が各2ページと4ページ、本文と同じ紙に印刷された献呈・謝辞・目次が各1ページ、1ページ、4ページの本があるとしましょう。
1. 表紙
2. 見返し(表裏で2ページ)
3. 扉(表裏で2ページ)
4. 口絵(オールカラー、4ページ)
5. 献呈(1ページ)
6. 謝辞(1ページ)
7. 目次(4ページ)
8. 本文
という並びです。
その本の目次を見ると、第1章の最初のページが「7」になっています。
でも、そこが本文の始まりなら、そこが1ページ目ではないでしょうか。
あるいは、表紙の次の紙(見返し)からページが始まるとしたら、ここは15ページ目になるはずです。
ちょっと不思議に思いますよね。
ページ数のカウントは、本文と同じ紙が始まるところからスタートします。
この本の場合、見返し・扉・口絵は、本文とは違う紙が使われていますので、ページ数としてカウントしません。
本文と同じ紙を使っている、「5. 献呈」からカウントがスタートします。
そのため、本文の最初のページが「7ページ目」になるのです。
ただし、絵本や写真集などはカウント方式が違うことがあります。
文庫本は、表紙以外すべて同じ紙ですので、扉からカウントします。
また、本文と同じ紙を使っていても、最後の「奥付」はページ番号をつけません。
書籍の情報にある「本文○ページ」という記載は、謝辞や序文、目次も含めてこのページ数ということなのです。