見返しを選ぼう
2020/02/01
表紙をめくると出てくる、厚い上質の紙、「見返し」。
表紙と本文をつなぐ大切なアプローチの部分で、作り手のセンスが光る場所でもあります。
見返しは、1枚の紙を二つ折りにして作ります。
半分は表紙の裏(表2・表3の部分)に貼り付けます。これを「力紙(ちからがみ)」または「効き紙(ききがみ)」と言います。
もう半分は「遊び紙」と言います。
表紙の雰囲気や本の内容に合わせて、紙の色や質感を吟味すると、上質感がぐっと上がります。
ただし、見返しの本来の役割は、本文を保護すること。
それから、表紙と本文をつなぐことです。
ですので、見返しに使う紙は丈夫であることが大切です。
半透明でオシャレな感じのトレーシングペーパーや、色や柄が豊富な和紙で見返しが作れれば楽しそうですが、残念ながら、強度が足りません。
破れやすい紙だと、何かのはずみで表紙を強く引っ張ってしまったとき、表紙と本体が簡単に分離してしまいます。
また、表紙の裏に全面糊づけしますので、水分でシワになりやすい紙も向いていません。
ダブルでは見返しに適した紙もたくさんご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
あなたの本にぴったりの見返しを一緒に探しましょう。