どっちも同じ?自費出版と私家版
2020/09/01
自費出版と私家版
どちらも本の発行です
出版
広く伝える
「出版」で調べますと、ある辞書には
「印刷その他の方法により、書籍・雑誌、並びにそのデジタルデータなどを製作して販売または頒布すること。」とあります。現在では電子書籍も普及しているので、この分野も出版と考えているようです。「印刷その他の方法により」と表現されているのは、そういう背景からだと考えます。「販売または頒布」とありますので、販売に限らず、世の中の方々に読まれるのであれば、これもやはり「出版」と言えます。
また、ある資料では出版を「文書などを印刷して世の中に広く行きわたらせること」と定義していました。出版とは社会性のあるものです。
定義はともかく、出版は石や木材・皮革といった紙の無い時代から人々がある目的を持って伝えようと形にしたものだと考えます。
自費出版~商業出版から見た自費出版
ここが違う
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、
自費出版(じひしゅっぱん)とは、書籍をはじめとする何らかのメディアで、著者が自分で費用を出して出版することである。具体例としては、企業や自治体が独自に作成する出版物、趣味で作った絵本や詩吟会の作品集・自分史などが挙げられます。
商業出版と自費出版とでは、ビジネスモデルが異なります。商業出版は一般に出版社が行う商業行為、経済活動です。お客様は出版物を買ってくれる「読者」です。「読者」から本を買ってもらって利益を得ます。出版するために、著者に原稿料を払い、制作費を負担し、プロモーションをします。出来上がった本が売れて、はじめて事業として成り立つ仕組み”なのです。自費出版になりますと、費用を支払うのは出版社ではなく、「出版しようと考えた人」それは著者であったり、その著書に関係する人達です。弊社ダブルのJIBUN出版のお客様は自費出版のお客様ですが、営利を目的とするお客様はほとんどいらっしゃいません。「伝えたい」に重きを置かれていると思います。営利を優先されていないので、著書に対して純粋な思いで向き合っているようにお見受けされます。
私家版・私家本
もちろん出版です
私家版 (しかばん)・私家本(しかぼん)とは主に 自費出版 で作成される書籍 の形態であり、 ISBNコード などを定めず 書店 に流通させずに狭い範囲で配布することを目的としたもの。
ダブルのJIBUN出版は自費出版の私家本・私家版を作られるお客様が多いです。ISBNコードのついた仕様にすることも行っておりますので、アマゾンなどで販売を行ったり、図書館に置いてもらうことも可能です。ただ、大手の取次会社を通じて広く書店で流通させるサービスは行っておりません。そこまでの規模になりますと商業出版になり、営利を目的とする事業です。ダブルのJIBUN出版は書店で販売されている本と同じ品質です。しかし、高額の出版費用を使って個人の出版物を流通させて利益を求めるお客様のニーズには申し訳ございませんが、お答えできないのです。