自費出版するときの文字数はどのくらい必要?|少部数でも出版のダブル
2021/04/05
「いつか本を出したい」と思い立ったり、サークルの作品集や個人の遺稿をまとめたりしたいとき、自費出版を考える方は多いと思います。 しかし本として出版するには、果たしてどのくらいの長さ・文字数にすれば適切なのか、迷ってしまうのではないでしょうか。 今回は、本の文字数の目安と、執筆中に文字数をかんたんにカウントする方法もお伝えします。
1ページあたり文字数の目安は?
写真集などは別として、通常の文字主体の本で多い「B6サイズ」の場合、1ページあたりの文字数でポピュラーなのは、
● 通常サイズの文字で、40字×16行=640字
● やや大きい文字で、43字×18行=774字
などです。ただ、各頁とも,会話文や段落・章を改めたり、挿絵や図が入ったりするため、実際には上記の70~80%程度と考えておきましょう。
1冊あたりのページ数と、全体の文字数は?
一般的な本1冊のページ数は、少なくとも80ページが目安とされています。 前述の文字数で考えると、
● 640字×80ページ=51,200文字/頁あたり80%の字数として40,960字
● 774字×80ページ=61,920文字/頁あたり80%の字数として49,536字
上記が最低限必要な文字数といえます。 もちろん内容や原稿により適切なページ数は異なりますので、JIBUN出版では80ページ以下の本も承っています。 もし「ページ数が少なく本に厚みが足りない」というときには、「嵩高(かさだか)」と呼ばれる厚手の軽い紙を選ぶ方法もありますので、気軽にご相談下さい。
原稿の文字数を簡単に数えるには
ところで、書いている途中で原稿の文字数を把握するにはどうすれば良いのでしょうか? 原稿用紙であれば、400字詰め×枚数でおおよその文字数が予測できます。 パソコンの場合「ワード」などのソフトを使用する方が多いと思いますが、ワードなら画面左下に全体の文字数が表示されるようになっています。
また、ワード以外で書いた文章も、コピーして貼り付けるだけで文字数を表示してくれる無料サービスがいろいろあります。
「文字数 カウント」で検索してみると見つかりますので試してみて下さいね。