デジタル時代の「本」の意味と価値
2021/12/13
電子書籍やSNS、ブログ、小説投稿サイト等、デジタルで自作を発表する人が多くなりました。以前は、文章や意見をおおやけにする機会は、ごく限られた人にしか与えられていませんでしたが、現代は誰もが発信できます。小説でもエッセーでも、写真でも絵画でも、発表できる場がネット上にたくさんある今、「本」という形にすることにどのような意味があるでしょうか。
形にする、後世に残る
ネットで作品を発表するということ
ネット上で公開される作品は、読者が自分から「見に行く」というアクションが必要です。検索してそこにたどりつく、ブックマークして毎日更新をチェックする、読者登録して更新情報を受け取る、といった積極的な行動です。一度読者になったら、スマートフォンさえあればいつでもどこでも読むことができるのは、最大の魅力です。
また、作品を発表する側としても、思い立ったらすぐ投稿できて、即時に読者に届けられるというのは紙の本にはない利点ですね。
ただし、インターネットはあくまでも仮想空間です。形あるものとして手に取ることはできません。
ブログやSNSで発信していても、もしそのサービスが終了してしまったら、作品の公開もそこまでとなります。ブログのお引越しで苦労した方や、何年もログインしていないSNSがある方も少なくないでしょう。誤って記事を一括削除してしまったという怖い体験談も、時折、見かけます。
ネットで公開、特典を加えて紙で出版
ネット上で活躍しているブロガーさんや漫画家さんに「推し」がいる人は、誰しも一度は「全部まとめてプリントアウトしたい」「スクロールやクリックをしないで一気読みしたい」と思ったことがあるでしょう。
また、発表する側の立場としては、特に反響が良かった回や、自分自身が気に入っている回を、まとめて手元に取っておきたいと思いますよね。
紙の本にするということは、形にし、後世に残すという重要な意味があります。
いまでは「ネット上で作品を公開し、書き下ろしなどの特典を加えて紙の単行本を出す」というステップも一般的になっています。
JIBUN出版でも、ブログをそのまま本にするのではなく、「はじめに」「おわりに」や新しい記事を書き加えるなどすると、内容がさらに充実します。
ゴールによって出版社を選ぶ
ブログやSNSをやっていると、コメント欄や、公開しているメールアドレスあてに「出版しませんか」というメッセージが届くことがあります。
形に残し、手元に置いて楽しみたいのか――。書店に流通させて、一人でも多くの人に読んでほしいのか――。目指すゴールを明確に決めて、信頼できる出版社を選ぶことが大切です。
「本という形にする」ということそのものがゴールなら、流通や売り上げを気にする必要はありません。装丁も帯も、お好みのままです。
「多くの人に読んでもらいたい」ということがゴールなら、内容について適切なアドバイスをしてくれる編集者がいるかどうか、費用は適正か、営業部が書店流通をきちんとしてくれるかどうか、確認してください。
ダブルのJIBUN出版は「本という形にする」というゴールに特化したシステムです。
ブログやホームページを書籍化した作品も多数あり、たくさんのお客様に満足して頂いております。
【勝美のつぶやき】
https://double.tokyo/works/detail/72697/
社長引退記念のプレゼントとして、HP掲載の社長コラムを製本しました
【失敗しない和食の作法 ~懐石料理の正しい食べ方~】
https://double.tokyo/works/detail/72698/
電子書籍を紙の本にまとめました
【ブログ『闘病日記』】
https://double.tokyo/works/detail/89872/
亡くなられたご友人のブログを本にしました
【温故創新2】
https://double.tokyo/works/detail/96343/
ブログに載せられていたコラムを、本にまとめました
【茶の湯・生け花へのお誘い】
https://double.tokyo/works/detail/93557/
2000年から始められた『茶の湯・生け花へのお誘い』というHPを書籍化しました