株式会社ダブル

色校正で気を付けることは?

コラム用(画像巻き込みあり)

色校正で気を付けることは?

2022/01/19

カラー印刷で重要な工程が「色校正」です。
オールカラーの写真集や絵画集を作る時はもちろん、小説や自分史等でも、表紙は本の第一印象を決める大切な要素ですので、色のチェックは丁寧に行ないたいものです。
色校正の際には、どんなことに気を付けたらよいでしょうか。

色が大切なのは画集・写真集だけじゃない

著者のイメージを実現する職人技

絵画・イラスト集や写真集、スケッチや絵手紙などを本にするときに、一番気になるのは色の出方でしょう。小説や自分史等であっても、カバーや表紙をカラーにするのであれば、色の印象はとても大切ですね。
色の出方によって、料理の写真がよりおいしそうに見えたり、景色や花がより美しく見えたり、絵筆のタッチが読者により伝わったりしますので、色みの再現は本作りにおいて大切な要素です。

著者のイメージ通りの色を印刷機で出すには、職人技が必要です。
機械を通す以上、印刷物で原画を100%再現することは不可能だと言えますが、限りなく近くすることができるかどうかが、職人の腕の見せどころでしょう。
 

なるべく本番と同じインク・紙・印刷機で

色がどれぐらい再現できているか、確認するのが「色校正」です。
どんなインクと紙を使うかによって色の出方は変わりますので、色校正のときはなるべく本番と同じインクと紙を使って、本番で使う印刷機で印刷したほうが良いとされています。ただ、コストと日数がかかるため、本番に近いインクや紙を使ったり、校正紙専用の印刷機で印刷したりする場合も少なくありません。
色校正も文字校正の時と同じように、赤ペンを使って、どう直すか指示を入れます。

文字校正についてはこちらをご覧ください
【校正基本のキ】https://double.tokyo/column/detail/20200811110157/

直しの基本はコミュニケーション

指示は具体的に

色校正の時に大切なのが、「色は人によって見え方・感じ方が違う」ということを忘れないことです。
思っていた色と違う場合、どのように直してほしいのか、具体的な表現で指示を出す必要があります。「全体的に柔らかく」「可愛い感じで」等の情緒的な表現では、相手に伝わらないことがあります。
また、どんな照明器具の下で見ているのかということも影響します。可能であれば、出版社または印刷会社に出向いて、編集者や技術者と一緒に校正紙を見ると良いですね。
直接の打ち合わせが難しくても、著者と担当者のコミュニケーションがしっかり取れる関係なら大丈夫です。信頼できる業者を見つけてください。

ダブルは色に自信あり

ダブルのJIBUN出版では、熟練の職人が著者の思いを汲んで、理想の色の実現に努めます。
色校正の時には、インクも校正紙も印刷機も、すべて本番と同じものを使用しますので、色みだけでなく、手触りまで確認していただけます。
お急ぎの場合は、全ページではなく一部ページのみチェックしていただいて、あとはおまかせしていただくことも可能です。

ダブルでは、スケッチ集や写真集も多く制作しております。

【幸福とはなんでしょう?】
https://double.tokyo/works/detail/72699/
100歳になる著者が、B6サイズのスケッチブックに毎日描き溜めたイラストを、お孫さんたちが書籍にしてプレゼント

【オーリャに逢いたい】
https://double.tokyo/works/detail/72700/
お父様の遺品のスケッチブックを製本して、シベリア抑留生活のことなどを家族のために残しました。史料価値も高い一冊です

【松本尚子 作品集】
https://double.tokyo/works/detail/77926/
80代の著者が、絵画を一冊の画集に仕上げました。仕上がりをしっかりイメージしてのご来社で、制作も順調に進み、ご満足いただきました

【粉青沙器作陶集】
https://double.tokyo/works/detail/106948/
ご自身で創作された陶芸品を、フルカラー写真で作品集にまとめられました。色校正でじっくり打ち合わせをし、ご満足いただきました

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。