「本」は、根本・基本・手本、そして約束

「本」は、根本・基本・手本、そして約束

2018/11/01

 

「本」という言葉はどういう意味でしょう。
「木」という字に横棒を一本足して、「本」。
この横棒は大きな木の根元につけた目印のことで、「根本」「基本」という意味です。そこから、規範や手本となる書物のことを「本」と呼ぶようになったとか。

 

ちょっと想像してみませんか。
平安時代、中国から渡来した、お経が書かれている貴重な書物。それを一生懸命に書き写す写経生たち。
写本が完成したら、渡来したオリジナルの経文は、大切に別の場所に保管しておきます。

 

しかし、誰しもうっかりすることがあるもの。
「あれ? ここ、こっちと字が違うよ」
「あ、しまった。どっちが正しいんだろう」
「おおもとの『本』を見てみよう」
こんなふうに、「本」という言葉は生まれたのでしょうか。

 

中国語では「本」という字に「book」という意味はなく、「書」や「籍」などというそうです。中国では「書いたもの」が「book」ですが、日本では「お手本」が「book」なんですね。
ちなみに、英語の「book」には「約束する」という意味もあります。予約のことを「ブッキング」なんて言いますね。
ブックに書かれていることは本当のこと→動かしがたいこと→約束されたこと→ブッキング、ということなのでしょう。

 

本当のことは、本に書いてある。
私たちが本を手に取ったとき、少し胸が高鳴るのは、そのためでしょうか。

 

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