自分史の章立てに工夫してみよう
2026/08/01
通常、自分史は時系列で書かれます。幼少期から始まって、幼小中高大、社会人、結婚、出産、住宅購入、子どもの巣立ち、第二の人生……。
時系列なら書きやすいですし、読む人も読みやすいですね。
今回は、ちょっと個性的な章立てについて考えてみましょう。
時系列ではなく、テーマで章を立てる
テーマ別章立てとは
以前、このコラムで、「誰かに手紙を書いて、それを自分史にする」という書き方をご紹介しました。これも個性的な章立てですね。
【あの人に手紙を書いてみよう】
今回ご紹介するのは、
「テーマ別の章立て」
です。
あえて時系列は無視して、「趣味」「旅行」「好きな食べ物」「思い出に残る本」など、テーマを決めて長めのエッセーを書く感覚です。
そして、そのエッセー自体は時系列にするというのはいかがでしょう。
たとえば・・・
・私の趣味いろいろ
あなたの趣味の数々を紹介する章です。短期間で終わった趣味もあれば、幼少期からずっと続いている趣味もあるでしょう。通常の自分史では、メインの趣味について書くことはあっても、短命に終わった趣味についてまで書くことはあまりありません。でも、このような章を作れば、いままで夢中になってきた趣味すべてを紹介することができます。
それを、時系列で書いていくのです。エッセーとしても書きやすいですね。
1. 子どもの頃に好きだった趣味 塗り絵やお絵かき、昆虫採集などお好きではありませんでしたか?
2. 小学生の頃に好きだった趣味 押し花や切手集め、親にねだって習わせてもらったけど向いていないとすぐにわかったので数か月でやめてしまった習い事など、ありませんか? また、とにかく友達と外で遊ぶのが好きだったのであれば、その遊びについても書いてみては。刑ドロ? Sケン? ゴム飛び? どんな遊びが好きしたか?
3. 中学生以上になると、趣味も専門的になりますね。習い事と趣味の境界線もなくなってきます。楽器演奏や読書など、一生の趣味が定まるのも思春期以降かもしれませんね。
4. 大人になってから始めた趣味はありますか? ゴルフ、麻雀、フラダンス、英会話、カメラなど、趣味を通じてできた仲間についても書いてみたいですね。
このように、思い出せる限りの趣味を書き連ねるのです。読者も、知らなかったあなたの一面が見えて、楽しく読んでくれるでしょう。
そのほかオススメの章
上でご紹介した要領で、テーマを決めて時系列でエッセーにしてみましょう。
・私の推し遍歴
今まで好きになった俳優やタレント、作家やアーティストをたくさん紹介してみましょう。あなたの人となりも分かるし、さらに時代の移り変わりも分かる、興味深い章になりそうですね。
※著名人の写真は使用できないことがほとんどですので、肖像権にはじゅうぶんご注意ください。徳川家康や豊臣秀吉など、歴史上の人物の肖像画でも、その肖像画を所蔵している博物館美術館の許可が必要なことがほとんどです。
・こんな本を読んできた
推し遍歴とも関連しますが、これまでどんな作家を好きになってきたか、その作家のどの作品が印象に強く残っているか、時系列で書くとおもしろい読み物になります。小中高の国語や英語の教科書に載っていた物語で、思い出に残ったものも、ここに書き留めると楽しそうですね。
読書歴の書き方については、こちらもごらんください。
コラム「自分史テーマのヒント(3)読書歴」
「旅行記」とはちょっと違う「旅」の章
・旅が好き
いわゆる「旅行記」は、ひとつの旅を丹念に追うものですが、自分史の中の「旅」の章は、そうではありません。
今までどんなところに旅をしたのか、子どものころに家族旅行で行ったところ、小中高の修学旅行、初めて買った車で行ったドライブ旅行、新婚旅行、新しい家族との家族旅行、夫婦二人きりの贅沢旅行などなど、今までの旅をたくさん書いてください。ひとつひとつの旅を細かく細かく描写する必要はありません。どんなところに行ったのか、あなたの行ったところ一覧を作るような気持ちでエッセーにしてください。この章は、写真もたくさん載せたくなりますね。
・思い出の食事
今まで食べてきたもので、心に深く残っているものはなんですか? 子どものころ、熱を出したときにお母さんがすりおろしてくれたリンゴ、誕生日など特別な日に食卓に出た大きなハンバーグなどが思い浮かぶかたもいらっしゃるでしょう。おばあちゃんの家のお雑煮は格別だった、運動会は何よりもお重のお弁当が楽しみだった、という思い出があるかたも。あるいは、初めて魚や野菜をおいしいと思った日や、初めてラーメン一人前を一人で全部食べ切った日など、ご自身の成長のあかしともいえる「食の思い出」もあるでしょう。また、旅の章とも関連して、ご当地の名産を食べた思い出も外せませんね。
写真や絵、賞状などがお手元にあるなら
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