語り継ぐべきもの
2026/10/01
終戦から81年がたちました。総務省の調査によると、2026年時点で、85歳以上の人は約680万人(※1)。
戦争の記憶がある人は、どんどん少なくなっています。若い世代のために、また、ご自身のために、その記憶を形にして残したいと考えるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
ご自身で文章にするのが大変な場合、ダブルにはインタビューライターもおります。
戦争の記憶
貴重な証言
冒頭でもご紹介したとおり、1940年以前に生まれた人(終戦時に4、5歳以上、2026年時点で85、86歳以上)は約680万人で、総人口の約5%です。
戦争を伝えられる世代が激減していることは新聞やニュース番組でもしばしば取り上げられており、戦争体験者が、自分史や家族史、エッセイなどの形で文章にしてその記憶を残すことは、世の中から期待されていることでもあります。
また、NHK放送文化研究所の世論調査によると、戦争体験者から直接話を聞いたことがある人は6割(※2)。
「直接話を聞いた」というのは、学校の修学旅行や平和教育の時間などに語り部から聞いた人のほか、体験者のお子さまやお孫さまでしょう。
体験者の身内の人が、「父から聞いた話」「祖母の体験」などを文章に残すこともやはり、歴史の証言としてとても貴重なものとなるでしょう。
細かな事実関係よりも「心の中」を
地名や日付など、事実関係はできるだけ正確なほうが良いですが、どうしても思い出せない・分からないという場合は、「当時は学童疎開していたので、現在の〇〇市またはその周辺でのできごとだと思う」「兄の誕生日の少し前だったので、3月前半だったかもしれない」など、はっきりとは決めつけない文章にすれば大丈夫。
重要なのは、経験者が直接見たことや聞いたことです。そして、そこから感じたことや考えたこと、周囲の人たちのこと。
つまり、経験者の心の中と、手の届く範囲のできごとを細かく描写することのほうが大事なのです。
戦争体験談で貴重なのは、「生身の人間が」どのような経験をしてどのように感じたか、ということなのですから。
消えてしまう前に
短くてもいい
広島・長崎の原爆、東京大空襲、沖縄や硫黄島での地上戦などの「名前のついた」大事件だけが大事なことではありません。どんなにささいなことでも、当時のできごとは貴重な記憶です。形にして残さなければ、いつか消えてしまいます。とてももったいないことです。
ひとつひとつの思い出は短い文章でも大丈夫。どんなに短い文章でも、書いて、集めて、本という形で残すということが、いまの世の中に求められていることではないでしょうか。
もしご友人がいれば、ご友人との共著にして、思い出を持ち寄って文集にしてもいいですね。
お子さま・お孫さまが本にする場合はなおさら、お友達から、
「うちの祖父はこう言っていた」
「うちの母はああだった」
という話が集めやすいかもしれません。
身近なご友人に
「お父さんやお母さん、おじいさまやおばあさまから、戦争の話って聞いたことある?」
「どんな話を聞いたか、ちょこっと文章に書いてみない?」
と声をかけてみては。
インタビューライターに依頼する方法も
ダブルには経験豊富なインタビューライターがおります。
文章を書くのは苦手だったり、つらい記憶を身内に話すことに気おくれしたりする場合は、インタビューを受けながら自然に記憶を放出し、プロのライターに文章にしてもらうというのも、おすすめの方法です。
身内に話すわけではありませんので、「今これ以上、話すのはきつい」と思ったら遠慮なく断れますし、あとになってから「やっぱりさっきの話、するね」と気が変わっても、気兼ねなく申し出て大丈夫。また、身内には言いづらいことも第三者になら言える場合もあります。
あなたや、あなたのご両親・ご祖父母さまの貴重な経験を、後世のために形に残してみませんか。
【制作事例『オーリャに逢いたい』】
https://double.tokyo/works/detail/72700/
父の遺品のスケッチブックを製本して、シベリア抑留生活のことなどを家族のために残しました。大変貴重な一冊です
【インタビューライターによる執筆代行サービスについて】
https://double.tokyo/agency/
※1【総務省 人口動態及び世帯数調査】
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200241&tstat=000001039591&cycle=7&year=20260&month=0&tclass1=000001039601&result_back=1&tclass2val=0
都道府県別年齢階級別人口
※2【NHK放送文化研究所 世論調査から読み解く戦後80年】
https://www.nhk.or.jp/bunken/d/research/yoron/BUNA0000040670000001/


